
FXの始め方を初心者向けに解説
FXを始めてみたいと思っても、「何から準備すればいいの?」「FX口座はどうやって選ぶの?」「いくら必要なの?」と分からないことが多いのではないでしょうか。
FXは、外国為替市場で異なる通貨を売買し、為替レートの変動による利益を目指す取引です。スマートフォンから取引できるFX会社も多く、以前より始めやすくなっています。
ただし、始めやすいからといって、いきなり大きな金額で取引するのはおすすめできません。FXには為替変動やレバレッジによるリスクがあるため、基本的な仕組みを理解してから始めることが大切です。
この記事では、FX初心者に向けて、口座開設から入金、注文、取引までの基本的な流れを分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- FXを始めるために必要なもの
- FX口座を選ぶときのポイント
- FX口座を開設する基本的な流れ
- FX口座への入金方法
- 通貨ペアや注文方法の基本
- 初心者が取引するときの注意点
- 少額からFXを始める方法
- FX初心者が最初に決めておきたいルール
FXを始めるために必要なもの
FXを始めるには、基本的にFX会社の口座を開設し、取引に必要な資金を入金します。
口座開設では本人確認書類などが必要になるため、あらかじめ準備しておくと手続きをスムーズに進めやすくなります。
一般的には、スマートフォンやパソコンから申し込みを行い、本人確認などの手続きを経て口座を開設します。
FXを始めるための基本的な準備
- FX会社を比較する
- 本人確認書類を準備する
- FX口座を申し込む
- 審査・本人確認などの手続きを行う
- 口座開設後に入金する
- 取引ツールを準備する
- 取引ルールを決める
FX会社によって申し込み方法や必要書類などが異なるため、実際に口座を申し込む際には各社の公式案内を確認しましょう。
FX初心者は口座選びから始めよう
FXを始めるときに最初に考えたいのが、どのFX会社を利用するかです。
FX会社によって、最低取引単位、スプレッド、取扱通貨ペア、取引ツール、スマートフォンアプリ、スワップポイントなどが異なります。
そのため、「有名だから」「キャンペーンをやっているから」という理由だけで決めるのではなく、自分の取引スタイルに合っているかを確認することが重要です。
最低取引単位を確認する
初心者が特に確認したいのが最低取引単位です。
最低取引単位が小さいFX会社であれば、少ない取引数量から始められる場合があります。
例えば、松井証券 MATSUI FXは100円から取引可能と案内されています。できるだけ少額からFXを経験したい人は、こうしたサービスを比較してみるとよいでしょう。
100円から取引できる、あんしんFX【松井証券MATSUI FX】![]()
ただし、「少額で始められる=損失が出ない」という意味ではありません。少額でも損失が発生する可能性があるため、資金管理は必要です。
スプレッドを比較する
FXでは買値と売値の差であるスプレッドが、取引コストの一つになります。
取引回数が多くなるほどスプレッドの影響を受けやすくなるため、FX会社を比較するときは確認しておきたいポイントです。
ただし、広告などに掲載されているスプレッドには適用条件が設定されている場合があります。数字だけを比較せず、対象通貨ペアや提示条件も確認しましょう。
取引ツールも確認する
FXではチャートを確認したり、注文を出したりするため、取引ツールの使いやすさも重要です。
スマートフォン中心で取引するならアプリの操作性、パソコン中心ならチャート機能や注文機能などを確認するとよいでしょう。
FX口座を開設する流れ
FX口座の開設方法は会社によって異なりますが、大まかな流れは共通しています。
- FX会社を比較する
- 公式サイトから口座開設を申し込む
- 氏名や住所などの必要事項を入力する
- 本人確認を行う
- 審査を受ける
- 口座開設完了の案内を確認する
- ログインして入金する
オンラインで本人確認まで完了できるサービスもありますが、具体的な手続きはFX会社によって違います。
申し込み前に必要な書類や条件を確認しておくと、手続きで迷いにくくなります。
FX口座を開設したら入金する
口座を開設したら、取引に使う資金を入金します。
FX会社によって利用できる入金方法や手数料などが異なるため、事前に確認しておきましょう。
初心者の場合、最初から大きな金額を入金する必要はありません。まずは自分が無理なく管理できる範囲の資金から始めることが大切です。
生活費をFXに使わない
FXを始めるときに最も重要なことの一つが資金管理です。
FXは利益が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
家賃や食費、教育費など、生活に必要なお金をFXに回してしまうと、損失が発生したときに生活そのものへ影響する可能性があります。
FXに使う資金は、損失が発生しても生活に支障が出ない範囲の余裕資金を基本にしましょう。
取引する通貨ペアを選ぶ
FXでは、2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」を選んで取引します。
日本の投資家にとって身近な通貨ペアの一つが米ドル/円です。ほかにもユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドルなどがあります。
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| 米ドル/円 | 日本の投資家にも馴染みがある代表的な通貨ペア |
| ユーロ/円 | ユーロと円の値動きを取引する |
| 英ポンド/円 | 比較的大きな値動きになることがある |
| 豪ドル/円 | オーストラリアドルと円を組み合わせる |
| ユーロ/米ドル | 世界的に取引量が多い代表的な通貨ペア |
初心者は最初から多くの通貨ペアを取引するのではなく、まず一つか少数の通貨ペアの値動きを観察する方法があります。
FXの注文方法を覚える
口座を開設して入金したら、実際の取引を行います。その前に、基本的な注文方法を覚えておきましょう。
成行注文
成行注文は、その時点の市場価格で売買する注文方法です。
すぐに取引したいときに使いやすい一方、相場が急変しているときなどには、注文時に想定していた価格と実際の約定価格が異なる場合があります。
指値注文
指値注文は、自分が指定した価格になったときに売買する注文方法です。
例えば「現在より安い価格になったら買いたい」という場合などに利用できます。
逆指値注文
逆指値注文は、指定した価格より不利な方向へ価格が動いた場合に注文を成立させる方法です。
損失を一定範囲に抑えるための注文として利用されることがあります。
FX初心者は、注文方法の違いを理解してから実際の取引に進むようにしましょう。
初心者向けポイント
- FXを始める前に基本的な仕組みを理解する
- FX会社は最低取引単位やスプレッドなどを比較する
- 口座開設には本人確認などの手続きが必要
- 最初から大きな金額を入金しない
- 生活費をFXの資金に使わない
- 最初は取引する通貨ペアを絞る
- 成行・指値・逆指値などの注文方法を理解する
- 自分なりの損失管理ルールを決めておく
FXは口座を開設するだけなら比較的簡単に始められますが、継続して取引するには知識と資金管理が欠かせません。後半では、実際に注文するときの考え方、初心者が注意したい失敗例、FXを始める前に決めておきたいルールなどを詳しく解説します。
FXで実際に取引を始める方法
FX口座を開設して入金し、取引する通貨ペアを決めたら、いよいよ注文を出します。ただし、口座を開設した直後から大きな金額で取引する必要はありません。
まずは取引画面を確認し、現在の為替レートやチャート、注文数量、必要証拠金などを確認する習慣をつけましょう。
買い注文から始める場合
今後、通貨の価格が上昇すると予想する場合は「買い」の注文を出します。
例えば米ドル/円が150円のときに買い、その後155円になれば、価格差による利益を狙えます。ただし、150円で買った後に145円まで下落すれば損失になります。
実際の損益は取引数量によって変わるため、「1円動いたらいくら損益が変化するのか」を事前に確認しておくことが重要です。
売り注文から始める場合
FXでは、価格が下落すると予想した場合に「売り」から取引を始めることもできます。
例えば米ドル/円が150円のときに売り、その後145円まで下落した場合、価格差による利益を狙えます。
反対に価格が上昇すれば損失になります。買いと同じように、損失が発生する可能性を考えたうえで取引する必要があります。
FX初心者は損切りルールを決めておく
FXでは、利益を出す方法を考えるだけでなく、損失をどこまで許容するかを決めておくことが重要です。
損切りとは、含み損が発生しているポジションを決済し、損失を確定させることです。
「価格が戻るかもしれない」と考えて損失を放置すると、さらに相場が逆方向へ動いて損失が大きくなる可能性があります。
そこで、取引を始める前に「ここまで不利に動いたら決済する」というルールを設定しておく方法があります。
損失額を先に考える
FXでは、「いくら儲かるか」だけを考えるのではなく、「最大でいくらまで損失を許容するか」を先に考えることが大切です。
例えば、1回の取引で許容できる損失額を決め、その範囲を超えないように取引数量や損切り価格を調整します。
具体的な許容額は、資金量や投資経験、生活状況などによって異なります。無理に大きな利益を狙う必要はありません。
FX初心者はデモトレードも活用できる
実際のお金を使うことに不安がある場合は、デモトレードを利用する方法があります。
デモトレードでは、実際の資金を使わずに取引操作を練習できるサービスがあります。
注文方法やチャートの見方、決済方法などを確認するには便利ですが、実際のお金を使った取引とは心理的な負担が異なります。
そのため、デモトレードだけで利益を出せたからといって、実際の取引でも利益が出るとは限りません。
デモトレードは「操作方法を覚える」「取引の流れを理解する」といった目的で活用するとよいでしょう。
FX初心者が注意したい5つのポイント
1.最初から大きな利益を狙わない
FXを始めたばかりの段階では、利益を急ぐよりも取引の仕組みを理解することを優先しましょう。
「短期間で資金を何倍にもしたい」と考えて大きなレバレッジをかけると、損失も大きくなる可能性があります。
2.損失を取り戻そうとして取引数量を増やさない
損失が出ると、「次の取引で取り返したい」と考えてしまうことがあります。
しかし、損失を取り戻すことを目的に取引数量を増やすと、さらに大きな損失につながる可能性があります。
損失が出たときこそ、いったん取引を振り返り、冷静に判断することが重要です。
3.SNSの情報だけで取引しない
SNSにはFXに関するさまざまな情報があります。「この通貨は絶対に上がる」「簡単に稼げる」といった情報を見かけることもあります。
しかし、相場の値動きを確実に予測することはできません。誰かの予想をそのまま信じて取引するのではなく、自分自身で情報を確認し、リスクを理解したうえで判断しましょう。
4.重要な経済指標を確認する
為替市場は重要な経済指標や金融政策の発表によって大きく動く場合があります。
取引する前に、主要な経済指標や中央銀行の金融政策などを確認する習慣をつけるとよいでしょう。
5.取引記録を残す
初心者のうちは、取引した日時、通貨ペア、売買方向、取引数量、損益、取引した理由などを記録しておく方法があります。
記録を残しておけば、後から自分の取引を振り返ることができます。
FX会社を選ぶときは複数社を比較する
FX口座は一つだけを見て決めるのではなく、複数のFX会社を比較することをおすすめします。
| 比較項目 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 最低取引単位 | 少額から取引できるか |
| スプレッド | 主要通貨ペアの取引コスト |
| 通貨ペア | 希望する通貨ペアを取り扱っているか |
| アプリ | スマートフォンで操作しやすいか |
| チャート | 必要な分析機能があるか |
| スワップポイント | 通貨ペアごとの条件 |
| サポート | 問い合わせ方法や対応時間 |
例えば、短期売買を考えている人と、長期間ポジションを保有する人では、重視するポイントが異なります。
自分がどのような取引をしたいのかを考えてからFX会社を比較すると、必要なサービスを見つけやすくなります。
FXの始め方に関する注意点
- FXは元本が保証される金融商品ではない
- 為替レートは予想と反対方向へ動く可能性がある
- レバレッジによって損失が大きくなる場合がある
- 急激な相場変動では想定外の価格で約定する場合がある
- スプレッドなどの取引コストが発生する
- スワップポイントは受け取りだけでなく支払いになる場合もある
- キャンペーンだけでFX会社を決めない
- 生活に必要なお金を取引資金にしない
FXの始め方でよくある質問
FXはスマートフォンだけで始められますか?
スマートフォンから口座開設や取引ができるFX会社があります。スマートフォンアプリを提供している会社も多いため、パソコンを使わずに取引を始められる場合があります。ただし、具体的な対応状況はFX会社によって異なります。
FXはいくらから始めるべきですか?
必要な資金は、FX会社の最低取引単位や取引する通貨などによって異なります。初心者の場合は、生活に影響しない余裕資金を使い、無理のない範囲から始めることが重要です。
FX口座は複数開設してもいいですか?
複数のFX会社に口座を開設すること自体は可能な場合があります。各社の取引条件やツールを比較できるメリットがありますが、口座を増やしすぎると資金管理が複雑になるため、自分に必要な範囲で利用しましょう。
FX初心者はどの通貨ペアを選べばいいですか?
特定の通貨ペアが必ず初心者に向いているとは限りません。米ドル/円など身近な通貨ペアから値動きを学ぶ方法がありますが、スプレッドや値動きの特徴なども確認して、自分に合った通貨ペアを選ぶことが大切です。
FXはデモトレードから始めたほうがいいですか?
注文方法や取引画面を覚えるという意味では、デモトレードは初心者にも役立ちます。ただし、実際のお金を使う取引とは心理状態が異なるため、デモトレードの結果だけで実力を判断しないようにしましょう。
FXの始め方まとめ
FXの始め方は、まずFXの仕組みとリスクを理解し、自分に合ったFX会社を比較するところから始まります。
その後、口座開設、本人確認、入金、取引ツールの準備を行い、通貨ペアと注文方法を選んで取引を始めます。
初心者は、いきなり大きな利益を狙うのではなく、少額取引やデモトレードを活用しながら、注文方法や値動きの特徴を覚えていくとよいでしょう。
特に重要なのが資金管理です。FXは利益が保証されているものではなく、為替レートの変動によって損失が発生する可能性があります。レバレッジを使えば取引金額を大きくできますが、その分リスクも高くなります。
また、FX会社を選ぶ際には、最低取引単位、スプレッド、通貨ペア、取引ツール、アプリ、サポートなどを総合的に比較することが大切です。
例えば、少額から取引したい場合には、100円から取引可能と案内されている松井証券 MATSUI FXなども比較対象になります。
100円から取引できる、あんしんFX【松井証券MATSUI FX】![]()
FXを始めること自体は難しくありません。しかし、継続して取引するためには、知識、資金管理、取引ルールの3つが重要です。焦って利益を狙うのではなく、まずは基本を身につけ、自分に合った方法で無理なくスタートしましょう。










