
株式投資の始め方を初心者向けに解説
株式投資を始めたいと思っても、「何から準備すればいいの?」「証券会社はどうやって選ぶの?」「株を買うまでの流れが分からない」と迷う人は少なくありません。
株式投資は、証券会社の口座を開設し、資金を入金して株式を注文するという流れで始められます。ただし、実際に投資する前に、株式の仕組みやリスク、証券会社の選び方などを理解しておくことが大切です。
この記事では、株式投資をこれから始める初心者に向けて、口座開設から株を購入するまでの基本的な流れを分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- 株式投資を始める基本的な流れ
- 証券口座とは何か
- 証券会社を選ぶときのポイント
- 株式を購入するまでの手順
- 初心者が確認したい注文方法
- 株式投資を始める前に知っておきたいリスク
- 初心者が失敗を避けるための考え方
株式投資を始める基本的な流れ
株式投資を始めるまでの流れは、それほど複雑ではありません。
- 投資目的を決める
- 証券会社を選ぶ
- 証券口座を開設する
- 口座へ資金を入金する
- 購入する株式を選ぶ
- 注文を出す
- 約定を確認する
- 保有後の値動きを確認する
最近では、ネット証券を利用すれば、スマートフォンやパソコンから口座開設や株式の注文ができるサービスも増えています。
STEP1:株式投資の目的を決める
証券会社を探す前に、まず「なぜ株式投資をするのか」を考えてみましょう。
例えば、将来の資産形成を目的とする人もいれば、配当金を受け取りたい人、企業の成長による株価上昇を期待する人もいます。
目的によって、注目したい銘柄や投資期間、証券会社を選ぶ基準なども変わってきます。
長期的な資産形成をしたい
長期的な資産形成を目的とする場合は、短期間の株価変動だけで判断するのではなく、企業の成長性や事業内容などを確認することが重要です。
配当金を重視したい
配当金を重視する場合は、配当を行っている企業を調べることになります。
ただし、高い配当利回りだけを見て判断するのではなく、企業の業績や配当方針なども確認しましょう。
株価の値上がりを狙いたい
株価の上昇による利益を目指す場合は、企業の成長性や業績、市場からの評価などを確認する必要があります。
株価は上昇する可能性がある一方、下落する可能性もあるため、損失についても考えておきましょう。
STEP2:証券会社を選ぶ
株式を売買するためには、一般的に証券会社の口座を利用します。
証券会社には、店舗型の証券会社だけでなく、インターネットを中心にサービスを提供するネット証券もあります。
初心者が比較するときは、次の項目を確認しましょう。
| 比較項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 取引手数料 | 株式を売買するときの手数料 |
| 取扱商品 | 国内株式や投資信託などの種類 |
| 取引ツール | パソコンやスマートフォンで使いやすいか |
| アプリ | 株価確認や注文がしやすいか |
| 情報サービス | 企業情報やニュースなどを確認できるか |
| サポート | 初心者でも問い合わせしやすいか |
手数料だけでなく、自分が利用しやすいかどうかも重要なポイントです。
STEP3:証券口座を開設する
利用したい証券会社が決まったら、証券口座を開設します。
ネット証券では、オンラインで申し込みができるケースが多く、本人確認書類などを提出して手続きを進めます。
口座開設時には、氏名や住所などの基本情報に加えて、本人確認や税金に関する情報などを入力する場合があります。
申し込み方法や必要書類は証券会社によって異なるため、公式サイトの案内に従って手続きを行いましょう。
STEP4:証券口座へ入金する
口座開設が完了したら、株式を購入するための資金を証券口座へ入金します。
入金方法には、銀行振込やインターネットバンキングを利用した方法などがあります。
対応している入金方法や手数料は証券会社によって異なります。
株式投資では、生活費や近いうちに必要になるお金まで投資に回すのではなく、余裕資金を使うことが大切です。
STEP5:購入する株式を選ぶ
入金が完了したら、購入したい株式を探します。
株式を選ぶときは、企業名だけで判断するのではなく、事業内容や業績、株価、配当などを確認しましょう。
企業の事業内容を確認する
まず、その企業が何をしている会社なのかを確認します。
自分が理解できない事業に投資するのではなく、商品やサービス、収益の仕組みなどを調べることから始めるとよいでしょう。
業績を確認する
売上や利益がどのように推移しているかを確認することも重要です。
企業の業績は株価を考えるうえで重要な情報の一つですが、業績だけで株価の動きを予測できるわけではありません。
配当や株主還元を確認する
配当金を重視する場合は、配当の有無や配当方針なども確認します。
ただし、配当金は将来にわたって保証されるものではありません。
STEP6:株式の注文を出す
購入する銘柄が決まったら、証券会社の取引画面から注文を出します。
注文画面では、銘柄、株数、注文方法、価格などを指定します。
成行注文
成行注文は、価格を指定せずに注文する方法です。
その時点の市場状況に応じて売買が成立しますが、自分が想定していた価格とは異なる価格で約定する可能性があります。
指値注文
指値注文は、購入したい価格を指定して注文する方法です。
希望する価格以下になった場合など、条件を満たすと注文が成立します。ただし、指定した価格にならなければ、注文が成立しない場合があります。
株式を買う前に注文方法を理解する
初心者は、注文画面を見たときに「買い」「売り」「成行」「指値」などの言葉が並んでいて戸惑うことがあります。
そのため、実際に注文する前に、それぞれの意味を理解しておくことが大切です。
特に成行注文と指値注文は、株式投資を始める際に基本となる注文方法なので、どのような違いがあるのか確認しておきましょう。
株式投資を始めるなら証券会社選びが重要
証券会社は一社だけに決め打ちするのではなく、手数料やサービスを比較して選ぶ方法がおすすめです。
株式投資を始めた後は、株価を確認したり注文したりする機会が増えるため、取引画面の使いやすさも重要になります。
特にスマートフォンで取引したい人は、アプリの操作性や情報の見やすさも確認しておきましょう。
株式投資を学んでから始める方法
「証券口座を作る前に、株式投資の基本をしっかり勉強したい」という場合は、投資について体系的に学べる講座を利用する方法もあります。
例えば、ファイナンシャルアカデミーでは株式投資を含むお金や資産運用について学べる講座が提供されています。
独学で学ぶ方法もあるため、自分に合った方法で基礎知識を身につけてから投資を始めるとよいでしょう。
株式投資を始めるときの注意点
株式投資は証券口座を開設すれば始められますが、口座を作ったからといって、すぐに株を購入する必要はありません。
初心者の場合は、まず投資に使える金額を決め、購入する銘柄について調べてから注文することが大切です。
生活に必要なお金を投資しない
株式投資では、購入した株式の価格が下落する可能性があります。
家賃や住宅ローン、生活費、近いうちに使う予定のお金などを投資に回してしまうと、必要な時期に資金が不足する可能性があります。
投資資金と生活資金は分けて管理し、価格が下落しても生活に影響しない範囲で投資することを心がけましょう。
一度に大きな金額を投資しない
株式投資に慣れていない段階では、最初から大きな金額を投入する必要はありません。
少額から始めて、注文方法や値動きへの対応に慣れていく方法もあります。
ただし、少額投資であっても損失が発生する可能性はあるため、投資額が小さいから安全というわけではありません。
値上がりだけを期待しない
株式投資というと「安く買って高く売る」というイメージを持つ人もいますが、株式には配当金などによる株主還元もあります。
一方で、配当金は必ず受け取れるものではなく、企業の業績や経営方針などによって減配や無配になる可能性があります。
値上がり益や配当金など、株式投資で得られる可能性のある利益と、それに伴うリスクを理解しておきましょう。
初心者はNISAも確認しよう
株式投資を始める際には、NISAについても確認しておくとよいでしょう。
NISAは、一定の条件のもとで投資による利益が非課税になる制度です。
ただし、NISAを利用したからといって、投資した金融商品の元本が保証されるわけではありません。
NISAで購入した株式の価格が下落すれば、損失が発生する可能性があります。
NISAの仕組みや利用できる商品、非課税保有限度額などは制度変更によって変わることもあるため、利用するときは最新の情報を確認しましょう。
株式投資の情報はどこで確認する?
株式投資では、購入する銘柄について情報を調べることが重要です。
企業の公式サイト、決算資料、証券会社が提供する企業情報など、複数の情報源を確認しましょう。
SNSや動画などから投資情報を集める場合も、一つの情報だけを信じるのではなく、情報の根拠を確認することが大切です。
「絶対に上がる」「必ず儲かる」といった断定的な情報には特に注意しましょう。
株式投資を始めた後に確認したいこと
株式を購入した後は、保有している銘柄の状況を確認します。
企業の決算や業績に大きな変化がないか、投資した理由が変わっていないかなどを定期的に確認するとよいでしょう。
ただし、株価が少し動いたからといって、毎回売買する必要はありません。
短期的な株価の変動だけで判断すると、感情的な売買につながることがあります。
株式投資で分散を考える
株式投資では、一つの企業だけに資金を集中させるのではなく、複数の企業や異なる資産に分散するという考え方があります。
一つの企業に集中して投資すると、その企業の業績悪化や不祥事などによって、資産全体が大きく影響を受ける可能性があります。
複数の銘柄に分散することで、特定の企業に集中するリスクを抑えることが期待できます。
ただし、分散すれば損失がなくなるわけではありません。市場全体が下落すれば、複数の銘柄が同時に値下がりする可能性もあります。
証券会社の比較では手数料以外も見る
株式投資を始める際は、証券会社の手数料だけで決めないことも大切です。
例えば、次のような項目を比較しましょう。
- 国内株式の取引手数料
- 米国株など海外株式の取扱状況
- 投資信託の取扱商品
- NISAへの対応
- スマートフォンアプリの使いやすさ
- チャートや企業情報の充実度
- 入出金の方法
- 問い合わせやサポート体制
自分がどのような投資をしたいのかを考えてから証券会社を比較すると、必要なサービスを見つけやすくなります。
株式投資を学ぶなら体系的に知識を身につける
株式投資は、口座開設から購入までの操作自体は難しくありません。しかし、長期的に投資を続けるためには、企業分析や資産管理などについて学ぶことも重要です。
独学で書籍や金融機関の情報を利用する方法もありますが、体系的に学びたい場合は投資講座を利用する方法もあります。
例えば、ファイナンシャルアカデミーでは株式投資を含む資産運用について学べる講座が提供されています。
投資を始める前に、自分が理解できていない部分を明確にしておくと、必要な情報を効率よく学びやすくなります。
株式投資の始め方に関するFAQ
株式投資は初心者でも始められますか?
初心者でも始められます。証券口座を開設し、資金を入金すれば株式を購入できる環境を整えられます。ただし、株式投資には元本割れの可能性があるため、仕組みとリスクを理解してから始めることが大切です。
株を買うには証券会社が必要ですか?
一般的に、個人が株式を売買する場合は証券会社の口座を利用します。ネット証券ならスマートフォンやパソコンから口座開設や注文ができるサービスもあります。
株式投資はいくらから始めるべきですか?
一律に決まった金額はありません。生活資金や将来必要になる資金とは分け、損失が発生しても生活に影響しない余裕資金から検討することが大切です。
初心者はどんな株を買えばいいですか?
特定の銘柄が初心者に必ず向いているとはいえません。企業の事業内容や業績、株価、配当などを調べ、自分が理解できる企業から検討するとよいでしょう。
株式投資で損をしない方法はありますか?
株式投資で損失を完全に避ける方法はありません。株価は下落する可能性があります。余裕資金で投資し、分散や資金管理を意識することがリスク管理につながります。
NISAなら損をしませんか?
いいえ。NISAは一定の条件で投資による利益が非課税になる制度であり、元本を保証する制度ではありません。購入した株式などの価格が下落すれば損失が発生する可能性があります。
まとめ
株式投資を始めるには、まず投資目的を考え、証券会社を選び、証券口座を開設します。その後、資金を入金し、購入する株式を選んで注文するという流れが基本です。
初心者の場合は、いきなり大きな金額を投資するのではなく、株式の仕組みや注文方法、リスクについて理解してから始めることが重要です。
証券会社を選ぶときは、手数料だけでなく、取扱商品、NISAへの対応、スマートフォンアプリ、企業情報、取引ツールなども比較しましょう。
また、株式投資は「買えば必ず儲かる」ものではありません。株価が下落して損失が発生する可能性があるため、生活資金とは分けて余裕資金で運用することが基本です。
株式投資についてさらに深く学びたい場合は、独学だけでなく、投資について体系的に学べる講座を利用する方法もあります。
まずは株式投資の基本を理解し、自分の目的や資金状況に合った投資方法と証券会社を比較するところから始めてみましょう。










